QuickLook Plug-In のデバッグを Xcode で行う方法

Xcode で QuickLook Plug-In のデバッグを行う仕組みはこんな感じ。
1. Xcode で「Run」する
2. プラグインがビルドされる
3. 自動的に「qlmanage」が起動してビルドされたプラグインにテスト用ドキュメントを指定してプラグインが起動
4. 画面にテスト用ドキュメントが QuickLook を使用して表示される


というわけで、設定の手順は以下の通り。
1. プロジェクトの scheme から「Run」を選択して「Info」タブで「Executable」に「qlmanage」を選択

「qlmanage」は「/usr/bin」フォルダにあるので、Finder で開いておいてから「Executable」のファイル選択ダイアログを表示して「qlmanage」を選択すると簡単。


2. 「Arguments」タブで「Arguments Passed On Launch」に「+」をクリックして項目を追加
増やす内容は「-p テスト用ファイルの path」。

自分の場合はホームディレクトリに「info.json」を置いたので「-p ~/info.json」とした。
(サムネイルのテスト用は「-t テスト用ファイルの path」を入力する。)


3. プロジェクトの TARGETS を選択して「Build Phases」タブを表示、右下の「+Add Build Phase」から「Copy Files」を選択
「Copy Files」で「+」をクリックして「Destination」を「Absolute Path」、「Subpath」を「~/Library/QuickLook」とする。

QuickLook のプラグインを作ろうとする人が自分のライブラリに「QuickLook」フォルダを作ってないとは思わないけど、ない場合は作る。


以上で「Run」するとビルドされて qlmanage が QuickLook 画面を表示してくれる。


後は GenerateThumbnailForURL.m と GeneratePreviewForURL.m に、サムネイル/プレビュー表示用のコードを書いていけば OK!
その辺りは Xcode のバージョンによらないので、上記「参考にしたページ」を参照して日の丸表示する辺りからあれこれやってみれば簡単なはず。