SpeedLimitでiOSシミュレータのネットワーク速度を3Gにして動作確認

iOS アプリケーション開発する際に、iOS シミュレータが欠かせない存在になっている人は多いと思います。
自分もまずは iOS シミュレータで動作させてみて、それから実機に持っていくタイプです。


しかし、ネットワークにアクセスするアプリケーションの場合、iOS シミュレータのネットワーク速度が速過ぎて動作確認に支障を来す場合があります。
そんな時には MacOS X 用にリリースされている「SpeedLimit」システム環境設定を使って、Mac のネットワーク速度そのものを遅くしてしまうという方法で iOS シミュレータのネットワーク速度を遅くすることができます。

SpeedLimit のインストール

SpeedLimit は下記のページからダウンロードできます。


上記ページにアクセス後、Download をクリックして SpeedLimit.prePane.zip をダウンロード。


ダウンロードした SpeedLimit.prePane.zip をダブルクリックすれば「SpeedLimit.prefPane」ができあがります。
 


後は「SpeedLimit.prefPane」をダブルクリックすればシステム環境設定が立ち上がり、今のユーザ専用にするか全てのユーザ用にインストールかを選んで「インストール」をクリックすればインストールは終了です。

コントロールパネルにの「その他」に「SpeedLimit」が現れます。

SpeedLimit の使い方

「コントロールパネル」を開いて「SpeedLimit」を選択

スピードに制限をかけていない場合は、アイコンの「SPEED LIMIT」には「-」が表示されています。「変更するには鍵をクリックします。」と表示されている場合は、鍵をクリックしてパスワードを入力します。

「Speed:」メニューから制限をしたいスピードを選択して「Slow Down」ボタンを押すと、選択したスピードに制限されます。私は iOS シミュレータで 3G の速度でテストをしたいので「384K(3G)」を選んでいます。


スピードに制限がかかると、アイコンの「SPEED LIMIT」に選択したスピード(私の場合は「384」)が表示されます。
スピードの制限を解除するには、再度「コントロールパネル」から「SpeedLimit」を選択して、「Speed Up」をクリックすれば制限がなくなります。


サンプル動画
下の動画は、スピードを 3G に制限して iOS シミュレータでネット上のアイコンを並列処理で読み込むアプリの様子です。
スピードを制限しないとあっという間に読み込んでしまって処理の様子がわかりませんが、3G のスピードだとアイコンが次々に読み込まれる様子が良くわかります。

この動画は iOS シミュレータの動作する様子を Sound Stage で録画しています。